化粧が落ちてしまい困る…

汗だくの顔は恥ずしくて見せられない…

顔汗の悩みを抱える方は少なくありません。

では顔汗とはどんな汗なのでしょうか?

私たち人間の体は、暑い場所にいたり、スポーツで汗をかいたりすると汗をかきます。これは体温調節を目的としたごく当たり前の発汗です。他にも精神的な緊張によっても発汗します。

それ以外の理由で発汗は、多汗症という病気です。

多汗症の中でも、全身に発汗が見られるものは全身性多汗症です。逆に局部に発汗が集中する場合は局所性多汗症で、顔汗はこちらに該当します。

さらに症状の原因については、大きく分けて2種類です。

1つめは感染症、神経疾患など発汗との因果関係がはっきりしているものは続発性と呼ばれます。

逆にはっきりした原因が分からないものを原発性と呼ぶのです。

顔汗の困ったこととは

顔汗に悩む人の多くは、汗をかく自分の姿に劣等感を抱く人が多いです。

汗をだらだらかくことは見た目が良くない…

汗をかく姿が他人にどう思われているか心配、嫌われてしまうのではないか…

自分の姿を想像するだけでも嫌悪感…

など、汗のイメージそのものが良いものではないだけに、多汗症の悩みは尽きません。

ではそもそも顔汗の臭いってどうなのでしょうか?

テカリの原因になるの?

また顔汗の原因についても詳しく調べてみました。

顔汗の原因とは

発汗は次の場合に起こります。

精神性発汗

緊張や不安、びっくりしたときに発汗します。

一般的には冷や汗と呼ばれ、手のひらやわきの下など部分的に発汗するのが特徴です。

温熱性発汗

気温が高いときや、運動をして体温が上昇することで汗腺から分泌されます。

この時の発汗には体温調節という目的があります。発汗をして皮膚から汗の水分が蒸発する気化熱によって熱を奪い、体温を下げます。

味覚性発汗

辛いものなど刺激の強いものを食べると発汗します。額や鼻といった顔面の局所に集中しているのが特徴です。

顔汗でも発汗原因の分からない原発性多汗症では、発汗することで精神的に焦り、焦ることさらなる発汗に繋がる精神性発汗が大きく関係します。

つまり発症した原因は不明でも、症状が続くもしくは症状が悪化してしまうのは、汗をかくことに対する不安や緊張状態によるのです。

気になる顔汗の臭い

顔汗に限らず、全身から分泌されている汗は2種類に分けられます。

それは汗腺と呼ばれ、汗を分泌する部位です。この2種類の汗腺によって、実は汗の種類も大きく異なります。

アポクリン腺

わきの下、外耳道、肛門といった限られた場所にしかない汗腺です。顔面の場合はまつ毛腺、鼻の鼻翼汗腺です。

資質やたんぱく質を含んだ乳白色の分泌物で、皮膚の常在菌によって分解され臭いを発します。

実は、この臭いは社会的もしくは性的な関係を気づくためには必要なもので、フェロモンと呼ばれています。

またアポクリン腺から分泌される汗の成分には脂汗も含まれます。

脂汗は、文字通り粘度の高い汗で、苦痛や緊張などにより分泌されます。

エクリン腺

アポクリン腺とは異なり、エクリン腺は全身に通っており、主に手のひらや足の裏に集中しています。

エクリン腺から分泌される汗は、成分の99%が水分のため、サラサラしているのが特徴です。

体温調整などを目的として「汗をかいた」状態は、このエクリン腺の働きによるものです。

分泌された直後は臭いなどありませんが、肌の常在菌の働きによって臭いが発生します。

汗腺の種類は2種類ですが、実は発汗したばかりときはほとんどニオイはありません。

全身の発汗に比べて、顔汗は他人の目につきやすい場所のため、相手に見られていることを意識すると、緊張や焦りから発汗量が増えやすいです。

しかし清潔なタオルやハンカチでこまめに拭けば、臭いについてはそれほど気にする必要はありません。

顔汗はテカリを生む?メイク崩れはどうすればいいの?

顔汗で悩む人の場合は、主に精神性発汗(汗をかくことでさらに不安になり、より汗をかく)が多いと言われています。

また運動不足や冷暖房完備の環境下に長くいることで、汗腺の機能が衰えてしまうことも原因に。本来の汗は血しょう(血液から赤血球などを除いた液体)と呼ばれる液体を汗腺から出しているのです。

この時に血しょうに含まれるミネラルなど大切な栄養分は体に再吸収されています。しかし汗の量が多いと吸収が間に合わず、血しょうはミネラルなどを含むのでベタベタした汗になるのです。

この汗はベタベタしているだけでなく、皮膚の表面に残るのでテカリやメイク崩れの原因になるのです。

ベタベタした汗をかくときは半側発汗を利用しよう

半側発汗とは体の一部を圧迫することでその周辺の汗が減り、代わりに反対側から出る汗を増やすという人間の体の性質を利用した方法です。

顔汗の場合は、胸より少し上の部分を紐や帯などで強く縛るか、強めに腕組みをすると一時的に顔汗を減らすことが可能です。

この方法は、古くから芸子や舞子の間で使われている方法です。彼女たちは仕事柄で白粉メイクを崩すことが出来ないため、この方法を活用しています。

またメイクな素材をウォータープルーフ効果があるものに変更するのもオススメです。

まとめ

汗をかくことで気持ち的に前向きになれない人が多いのが多汗症の特徴です。

多汗症は病気であり、自分の意志ではどうしようも出来ないことを周囲に理解してもらった上で、自分なりの対応方法を試してみてくださいね。