発汗とは、暑い場所にいたりスポーツをしたりすることで、体温調節のために起こる自然な反応です。

しかし、特に理由がなく発汗をする場合は「多汗症」という病気になります。

顔に発汗が集中する場合は、局所性多汗症と呼ばれます。

原因には神経疾患など病気による続発性と、原因がはっきりしない原発性に分けられます。

顔汗の症状が悪化する要因には、顔汗をかくことによって精神的に受けるストレスが大きく関係します。

スポーツ選手の汗を不快に思う人は少ないですが、理由もなくダラダラと汗をかく人に対して良いイメージを抱く人は少ないです。

多汗症は見た目にははっきり病気だと分からないので、他人が誤解しやすいという特性があります。

そのため、汗をかくことで焦りを感じる「心理的焦燥」によって症状悪化してしまうケースは、決して珍しくないのです。

顔汗を予防するにはどうしたらいいのか

では顔汗を予防するにはどうしたらいいのか?

いくつか予防方法がありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

理解を得る

先ほど述べたように、顔汗を悪化させる要因には精神性発汗が認められます。

誰でも焦ったり不安になったりすると、冷や汗と呼ばれる汗を脇や手のひらにかきます。

多汗症の場合は、汗をかいたことで焦り、さらに発汗が増してしまうというループ現象に悩まされることが多いのです。

この精神的な要因を除くため、多汗症が病気であることを家族や友人など周囲の人に認知してもらうことが大切です。

周囲に理解者が増えることで、精神的な負担は大きく減りますよ。

冷やす

汗を分泌する汗腺を冷やして一時的に収縮させることで、汗の分泌を抑えることが出来ます。

冷蔵庫で冷やしたタオルを使う、冷たいペットボトルを当てるなども有効です。

顔用の制汗剤を利用する

最近は顔用の制汗剤が販売されています。

何となく知っているけど、でもよく知らない…。

制汗剤ってそもそもどんなものなの?

どうして汗に効くのか、詳しく調べてみました。

制汗剤とは

一般的には脇用に使われることが多い制汗剤(止汗剤)は、肌に塗布することで毛細血管を収縮させて汗腺を閉じます。これによって汗を抑制するのです。

しかし制汗剤だからといって脇用を顔に塗るのは絶対にNGです!

汗は止まりますが、脇用なので殺菌作用が強く、顔のような薄い皮膚には負担が大きいです。

顔には顔用に作られた制汗剤を選びましょう。

顔汗用制汗剤のあれこれ

女性の場合は、メイクをするのでメイク崩れを起こす顔汗はしっかり抑えたいですよね。

そのためには制汗剤を自分の肌質や目的に合ったもので選ぶことが大切です。

・スプレータイプ

脇用にもよくあるスプレータイプです。

メイクが終わった上からでもシュッと一吹き出来る手軽さがあります。

クリーム・ジェルタイプ

メイク下地としても使えるのがクリーム・ジェルタイプです。

洗顔後に化粧水などで顔を整えたら使います。

顔用ですので、肌への刺激は少なめです。

制汗剤として販売しているものもありますが、夏場などの汗対策を売りにして販売している商品もあるので、ドラッグストアなどでも手軽に購入することが出来ます。

シートタイプ

デオドラント(消臭)効果も高く、手軽に使えるので男女ともに使用しやすいのがシートタイプです。

発汗が多い時用に持ち歩く人も多いです。

制汗剤は正しく使おう

制汗剤は、きちんと使わなければ効果を得られません。

クリームやジェルは顔をしっかり洗うか拭いてから使うことで、肌に成分がしっかり行きわたります。

スプレータイプもミスト状とガス状があります。使用する時は目に入らないように注意が必要です。

また制汗剤だけに頼りすぎると肌への負担も大きいです。

あくまでも制汗剤は発汗を抑制する補助的なものと考え、発汗量が多い時は自己判断せず専門医を受診することも忘れないでください。